Output Week17【PLを作ろう!】
松尾です!
今日は、実際に、PLの作り方をお伝えします!
<今日のmenu>
1.PLを作ってみよう!
<このブログで得られること>
・PLを理解し、実際に作れるようになります!
では、スタート!
1.PLを作ってみよう!
ここでは、カフェを起業するという想定でPLを作ります!
〜準備〜
・タイトルを書く。ここでは、『MUP専用』と記入。
〜PLの表を作成〜
・まず、A列と1行目は空白として考える。
・B列、C列、D列を、項目として使う。
・D列は、『合計』として使用。
・E列〜P列は、1月〜12月として使用。
〜PLの項目を書く〜
・B3のセルから、下記の項目を記入。
売上
営業利益
営業外費用
経常利益
特別利益
特別損失
税金
・D3に、計算式を入力後、D14までコピー。
計算式→ =(E3:P3)
・D2〜P2と、D2〜D14を、わかりやすいように色付けする。
例:売上に関するもの→オレンジ
費用に関するもの→水色
・B2〜P14までを選択し、メニューバー『枠線』をクリック
→左上にある『すべての枠線』をクリックして、表を完成させる。
・B列とC列のセルが分かれている部分は、セルを結合する。
・グリッド線を消す。
→シート全体を選択し、メニューバー『表示』→『グリッド線』をクリックすると、グリッド線が消える。
・表を下にスクロールしても、何月かわかるように、2行目を固定する。
2行目を選択
→メニューバー『表示』
→『固定』
→『現在の行まで』をクリック。
・横にスクロールしても、合計がわかるように、D列を固定する。
D列を選択
→メニューバー『表示』
→『固定』
→『現在の列まで』をクリック。
ここまでで、準備は完了です!
次に、『カフェの売上』について考えます!
〜カフェの売上の構成要素を表にする〜
・カフェの売上は、ランチ、ディナー、その他の売上の合計であると想定。
・上記項目の構成要素を出す。
ランチ→客単価、日ごとの来店数、営業日
ディナー→客単価、日ごとの来店数、営業日
その他→夜勤BAR貸出、店舗売却
・上記を、表にする。
〜ランチの売上を、具体的な数字を入れる〜
・例えば、客単価900円、来店数20人、営業日24日と想定→数字を入力する。
・E17に計算式を入力。
計算式→ =E18*E19*E20
・同じように、ディナー、その他も入力する。
→客単価3,200円、来店数20人、営業日24日
E21の計算式→ =E22*E23*E24
・その他の売上を想定する。
→夜勤BAR貸出料金100,000円
→店舗売却4月に300万円
E25の計算式→ =sum(E26:E27)
・各計算式を、P列までコピーし、オレンジに色付け。
・E16に計算式を入力し、P列までコピー。
計算式→ =E17+E21+E25
以上で、売上の構成要素は完了です!
次は、『カフェの費用』について考えます!
〜カフェの費用の構成要素を表にする〜
・B16〜P27までをコピー
→B29に貼り付ける。
・費用の構成要素を洗い出す。
→カフェの費用は、変動費、固定費、その他の費用の合計であると想定。
・上記項目の構成要素を出す。
・ドリンク仕入れは、お店の売上の8%だと言われているため、計算式を入力。
計算式→ =(E17+E21)*8%
・ドリンク仕入れとフード仕入れは、合計で30%ぐらいと言われているため、フード仕入れは売上の22%であると想定→計算式を入力。
計算式→ (E17+E21)*22%
固定費→家賃、人件費、冷蔵庫(減価償却費)、税理士、光熱費
その他→特別出費、利息
〜固定費、その他費用に、具体的な数字を入れる〜
家賃30万円
人件費50万円
冷蔵庫は30万円で購入したとする。
→30万円の冷蔵庫を5年間使う。
30万円を60ヶ月で割ると、毎月5,000円となる。
※冷蔵庫を購入した時に30万円費用がかかるのではなく、5年間で考える。これが、減価償却という考え方。
税理士15,000円
光熱費40,000円
特別出費→4月に食中毒が発生し、慰謝料300万円と想定。
利息1,200円
・上記を表に入力する。
以上で、費用の構成要素は完了です!
これで、カフェの売上と費用が出ました。
あとは、これらをPLに入れていきます!
〜売上と費用を、PLに反映させる〜
・売上:本業(カフェ)での売上のため、その他の売上は入れない。
計算式→ E17+E21
計算式→ E3−E30
・販管費:売上を得るためにかかった固定費。
計算式→ E37
計算式→ E4−E5
・営業外収益:毎月発生する、本業以外での収益。
計算式→ E25
・営業外費用:本業ではないところで発生した費用。利息など。
計算式→ E44
・経常利益:(営業利益+営業外収益)−営業外費用
計算式→ (E6+E7)−E8
・特別利益:突発的、単発的に発生する売上。
計算式→ 27行目。(4月に300万円で店舗が売れると仮定)
・特別損失:突発的に発生する費用。
計算式→ 43行目。(4月に食中毒が発生し、300万円の慰謝料を支払うと仮定)
・税引前当期純利益:(経常利益+特別利益)−特別損失。
計算式→ (E9+E10)−E11
・税金:税引前当期純利益の35%ぐらいが、税金と言われている。
計算式→ E12*35%
計算式→ E12−E13
・上記の計算式を、P列までコピー。
これで、PLの完成です!
※番外編
仮に、4月に食中毒が発生して300万円支払ったのに、足りなくて5月に更に1千万円費用がかかったとします。
→I43に1千万円を入力。
そうすると、5月の当期純利益がマイナスになりますが、数字が黒だとわかりにくいです。
そこで、マイナスになったら、数字の色を変える方法がおすすめです!
*マイナスになった数字の色を変える方法
14行目(当期純利益)を選択。
→メニューバー『表示形式』
→『条件付き書式』をクリック。
→『セルの書式設定の条件』欄をクリック。
→『次より小さい』を選択し、クリック。
→『値または数式』という欄に、数字の0を入力。
→『書式設定のスタイル』のA(テキストの色)をクリック。
→色は、赤を選択。
→『完了』をクリック。
↑これで、数字がマイナスになった時でも、とてもわかりやすくなりました!
いかがでしたか?
PLは、何回も作成すれば、だんだんとわかってきますので、何度もPLを作成してみてくださいね。
それでは!
MUP🐇
Keisuke