Output Week23【資産運用スキル】
サラリーマンの方は、出世して給料が上がったり、自分で事業を起こして収入が増えたりします。一番重要なことは、お金をいくら稼ぐかではなく、お金をいくら残すか。さらに、残したお金をどう使って増やしていくか、という資産運用ができるかどうかです。
そして、お金の運用は、手元にお金がない時だからこそ、必ず意識しなくてはいけないことです。100万円の管理ができない人が、1億円管理することはできないからです。それほど、今回の資産運用スキルは、とても大事な内容です。
<今日のmenu>
1.貯金をすると、貧乏になる。
2.銀行のメリットはあるのか?
3.MMスキル
4.投資を行う順序について
<このブログで得られること>
・貯金をすると、お金が減る理由がわかります!
・銀行にお金を預けない方が良い理由がわかります!
・お金を管理するスキルが学べます!
・投資を行う順序がわかります!
それでは、スタート!
1.貯金をすると、貧乏になる。
結論から言うと、銀行預金は、間接投資(間接金融)なので、銀行預金者は全員が投資家ということになります。
間接投資の流れ
①私たちが、銀行に預金。
②銀行は、預金を投資(国債や融資)。
③銀行は、配当を受け取る。
④配当の中から、預金者に利息をつける。
昔、ゆうちょ銀行で金利が12%でした。今は、金利は0.001%程度です。100万円預金して、8円が利息です。
私たちは、親から預金しなさい!と言われても、投資しなさい!とは言わないし、言われなかったと思います。
そうではなく、今の時代は、絶対に投資をしなくてはならないのです!
2.銀行のメリットはあるのか?
では、人々はなぜ、直接投資を行わないのでしょうか?銀行預金(間接投資)の方がメリットがあるのなら、銀行預金のメリットを考えてみます。
*銀行のメリット
①金利がつくので、必ず増える。(投資は必ずではない)
②元本保証される。(投資はされない)
③いつでも引き出せる。(投資だと、できない)
④安全に保管ができる。
↑銀行のメリットを4つ挙げましたが、実はこれは、全部間違いです。
銀行のメリットの真実
①必ず増える?
→これまで、金利で増えた金額と、ATMや窓口で支払った手数料は、どちらの方が大きいですか?
→金利 < 手数料
→おそらくほとんどの方が、手数料での支払いが大きいはずです。
→ということは、実際は預金したお金は減っています。
②元本保証される?
→銀行が潰れた場合、元本は1千万円しか保証されません。
③自由に引き出せる?
→金融機関や政府の預金封鎖は、ごく頻繁に起きています。
④安全に保管できる?
→インフレリスクで、安全とは言えません。
つまり、以下のようになります。
預金思考→リスク有、リターン無
投資思考→リスク有、リターン有
上記より、今の時代は、投資をするという選択肢しか残らない時代だと言えます。だから、貯金をすると貧乏になる、ということになるのです。
3.MMスキル
ここまで、投資をすべきだ!というお話をしてきました。しかし、手元にお金がなければ、投資をすることはできません。そして、もし手元にお金がないなら、それはMMスキルがないからです。
MMスキル:Money Management Skill
→お金を管理するスキル
そして、MMスキルで一番重要なことは、ライフポートフォリオを組むことです。
Life Portfolio:お金の設定を明確にすること。
例えば、給料が30万円の人がいるとします。
そうすると、税金が引かれて24万円程になるため、24万円をどのように運用するか?というスキルが、ライフポートフォリオです。
ライフポートフォリオは、上記のように、使用用途によって使える金額を明確にします。
①NEEDS:50%の割合→12万円
例→家賃、交通費、水道光熱費、子育て、ネット代etc
②WANTS:30%の割合→7万円
例→映画代、デート代、ディナー代
③SAVING:20%の割合→5万円
※ここが、唯一投資に回して良い部分。
ここで、③SAVINGを増やすために、②WANTSを減らす=デートや映画に行かない、という人が出てきます。そうしなくても、①NEEDSや②WANTSの割合をそのままで、③SAVINGの割合を増やす方法があります。
それが、ブーメラン税です。
*ブーメラン税
サラリーマンの場合
給料30万円
→税金6万円
→手取り24万円
→出費19万円
→SAVING:5万円
サラリーマン+個人事業主の場合
給料30万円(個人事業主の売上はここでは省略)
→出費19万円(業務に関する実経費のみが前提)
→利益11万円
→税金1万円
→SAVING:10万円
このように、サラリーマン+個人事業主という形で、SAVINGを増やすことができます。だから、映画やデートをしても良いし、ストレスなくSAVINGを増やすことができます。
税法は私たちのためにあるものですが、税法の活用には、金融教育が必要です。知っていれば、活用ができる。それが、ブーメラン税です。
4.投資を行う順序について
投資は、きちんと順序を踏んで行うべきです。
投資を行う順序
①自己投資
②人脈投資
③事業投資
④経済投資
⑤寄付投資
①〜③は、自分の稼ぐ力を強くする投資です。不労所得ではない投資というわけです。まずは、稼ぐ力をつけてから、経済投資や寄付投資を行うべきです。
次回は、上記の投資について、それぞれ詳しくみていきます!
それでは!
MUP🐇
Keisuke
Output Week22【お金を残す方法】
ビジネスを拡大するにあたり、どんどん収入は増えていきます。しかし、重要なことは、どれだけ売上を上げたかではなく、どれだけお金を手元に残したかです。そして、手元にお金を残す方法は、『節税』です。
ということで、今回はお金を残す=資産構築スキルを書きます。
※この回では、内容がわかりやすいように、ビジネスモデルのスキーム等はあくまで仮想の内容になります。実際の現実世界の話ではありませんので、予めご了承ください。
<今日のmenu>
1.ビジネスの業種の選択
2.事業場所の選択と、日本と香港の税制の違い
3.お金を残すキャッシュフロースキーム
4.このスキームの3つのポイント
5.国外での所得の運用について
<このブログで得られること>
・どんなビジネスをすべきか、どこでビジネスをすべきかが分かります!
・日本と香港の税制の違いが学べます!
・お金を残すキャッシュフロースキームが理解できます!
・国外での所得をどのように運用すれば良いかが分かります!
それでは、スタート!
1.ビジネスの業種の選択
結論から言うと、オンラインビジネスにとにかく集中すべきです。店舗型のビジネスは、例えば年商が10億円だったとしても、営業利益率でいうと10%(1億円)いけば良い方だと言われています。その1億円から、税金を引かれて、純利益は0.5億円ぐらいになります。
一方、オンラインビジネスは、年商が5億円でも、営業利益率は50%(2.5億円)、税金を引いて、純利益は約1.3億円ぐらいになります。そして、販管費、店舗が必要ありません。従業員もあまり必要なく、オフィスも大きくなくて良いというメリットがあります。
ビジネスを行う上では、年商は重要ではなく、いくら手元に残るか?という純利益が重要なのです。
2.事業場所の選択と、日本と香港の税制の違い
結論から言うと、海外で出来るビジネスであれば、絶対に海外で行うべきです!なぜなら、一番利益が残る場所を選択することが重要だからです。
↑この表から一目瞭然ですが、日本で事業を行うと、手元にお金が残りません。前述の例で、年商5億、営業利益2.5億、純利益1.3億だとしても、所得税を引かれたら残りは0.7億になります。
日本は、すべてのものに税金がかかります。例えば、子どもに資産を残したいと思っても、日本では何度も課税されるため、子どもの手元には9分の1ぐらいしか残りません。一方で、香港は一度だけ課税されたら、その後は二重課税はされません。つまり、香港では利益に対して16.5%の税金が1回だけかかったあとは、もう税金はかからない、ということです。
3.お金を残すキャッシュフロースキーム
日本と香港の税制の違いがわかると、『日本法人での売上を、海外の関係会社に外注すれば良いのではないか?』と考える方もいると思います。
例えば、
日本法人で1億円の売上
→消費税を引いて、9千万の利益
→日本から香港の関係会社に外注(9千万円振込)
→9千万に対して、法人税16.5%のみ引かれる
↑これをしてしまうと、国税庁は、日本に利益を残したくないのだなと思われてしまいます。
そして、海外関係会社に外注する際は、以下のふたつの注意事項があります。
①移転価格税制:関係会社に外注する際、相場的に見て適正な価格なのかどうか?
②業務の実態:コールセンターや工場の運営、システム開発などがされているかどうか?
これらを考えると、日本で得た利益を海外に逃すことはできません。
しかし、このキャッシュフロースキームなら、お金を手元に残すことができます。
このスキームは、以下のような仕組みになっています。
①販売代理店が、ユーザーにシステムを販売
②ユーザーは、開発会社(香港)に申込
③開発会社(香港)は、ユーザーにサービスを提供
④ユーザーは、決済処理会社(日本)に決済
。ここで、決済は預かり金として処理。
⑤決済処理会社(日本)は、販売代理店に営業報酬を支払い
⑥決済処理会社(日本)は、開発会社(香港)に預かり金を処理。ここで、開発会社(香港)の売上が立つ。
⑦開発会社(香港)は、サポート会社(日本)に、ユーザーのサポートを業務委託
⑧サポート会社(日本)は、ユーザーを運営サポート
4.このスキームの3つのポイント
上記のスキームのポイントは、以下の3つです。
①移転価格税制
②消費税
③業務の実態
では、ひとつずつ見ていきます。
①移転価格税制
ユーザーが日本法人にお金を払う。
→日本法人に売上が立つ。
→日本法人は、その売上を香港法人に業務委託をする。
↑これでは、国税庁による移転価格税制指摘のリスクがあります。そのため、以下のスキームになります。
ユーザーが日本法人にお金を払う
→日本法人は、受け取ったお金を預かり金として処理(日本法人に売上は立たない)
→日本法人は、香港法人に預かり金を処理。
→香港法人に売上が立つ。
↑こうすれば、国税庁は海外売上は管轄出来ません。ポイントは、日本法人は預かり金処理を行い、香港法人で売上を立てることです。
②消費税
日本では、コーヒー100円(税別)を買うと、100円の売上+10円の預かり金ということになります。この10円を、年3回、国に支払うことになっています。
しかし、日本にいる人が、香港のウェブサイト(香港サーバー)で110円(全込)の音楽を購入したとします。そうすると、リバースチャージといって、『海外のサイトで購入したものは、納税義務は売り手ではなく買い手になる』ということになります。つまり、消費税10円の支払い義務は、買った人になる、ということです。
③業務の実態
例えば、香港の開発会社と、日本の決済会社が社長ひとりだけの会社だったとすると、業務の実態は社長が日本か香港どちらで働くかが、業務の実態ということになります。
もし、会社も自宅もサーバーも香港にあるとしたら、業務の実態は香港、ということになります。
このスキームは、これら3つのポイントを満たしているからこそ、成立しているのです。
5.国外での所得の運用について
海外法人で利益がたまってきた時、どうするか?というと、『代表者貸付』として処理することで、所得にならない、という方法があります。
例
①海外法人(香港)から、社長が代表者貸付で100億円貸付。利子1%
②社長は、100億円をプライベートバンクに投資。
③プライベートバンクから、社長に投資配当5%(5億円)を支払う。
④社長は、海外法人(香港)に、利息(1%)1億円を支払う。
⑤④の1億円は、配当により、いつか社長のもとに戻ってくる。
しかし、国外の所得でも、日本の課税対象になっていると、課税義務が生じます。それは、投資配当や貯金を国税庁にレポートするCRSという国際的な決まりがあるからです。
ここで、個人の所得が課税対象となるのは、生活の拠点がどこにあるかが重要なポイントとなります。海外移住や、海外居住の場合は、生活の拠点は海外ということになります。
また、財団を設立して、さまざまな活動の資金とすることで、個人所得にはならずに非課税となる、という方法もあります。
このように、節税を駆使すれば、お金を残すことができます。是非、参考にされてください。
それでは!
MUP🐇
Keisuke
Output Week21【ビジネスチャンスの見つけ方】
私たちは、会社で働いて、毎月30万〜40万円を稼いでいます。しかし、コツコツ稼いでも、現状のままでは経済的幸福感は一生味わえません。
しかし、この30万円を300万円にしていくとき、どのようにその仕組みを作るのか?そして、いかにその仕組みができそうなもの(ダイヤの原石)を見つけ出すか?が重要です。
今回は、ビジネスの見つけ方について書きます!
<今日のmenu>
1.ビジネスチャンスの見つけ方
2.裏側の真実を見る
3.提案する
4.事業成功のための戦略立案
5.事業を作るときに重要な3つのポイント
<このブログで得られること>
・ビジネスチャンスを見つけるポイントがわかります!
・日常生活の中から不を見つけ出すスキルが身につきます!
・不→提案までの流れをつかめます!
・事業を成功させる戦略立案の思考が身につきます!
・事業を作るときに重要なポイントが理解できます!
それでは、スタート!
1.ビジネスチャンスの見つけ方
結論から言うと、ビジネスチャンスは、どこにでも石ころ以上に転がっています。既存のビジネスは、不満、不安、不経済的、不平等、不利益といった、『不』を解決するために存在し、人々はこの『不の解決』に対してお金を支払っています。
では、今の生活で、『不』を感じない日はありますか?きっと、ないと思います。ということは、日常にはまだ不は存在していて、それこそがビジネスチャンスなのです。
では、どうやって不を見つけてビジネスにつなげるのでしょうか?その方法は、『裏側の真実を見ること』です。
2.裏側の真実を見る
ここからは、MUPの竹花さんが、フィリピンで働いていたときのエピソードを引用して書いていきます。
物事には、以下のふたつの真実があります。
①Surface Fact:表面上の真実
②Reverse Fact:裏側の真実
例えば、フィリピンの街は、このような特徴があったそうです。
*Surface Fact
・広告看板が多い
・病院での待ち時間が長い
・病院の中がキレイ
・病院には高級車が乗り付ける
↑この真実から、裏側の真実を見ると、こうなります。
*Reverse Fact
・無駄な広告費→不経済的
・病院での待ち時間がイライラする→不満
・貧乏な人が多いのに、病院には高級車が乗り付ける→不平等的
↑このように、裏側の真実を見ると、『不経済的』『不満』『不平等的』という不が見えてきました。
次に、『なぜこの不が起きているのか?』という視点でWHY?を探求します。そうすると、竹花さんは屋外の看板広告より、病院内に広告を出した方が良いのではないか?と気付いたそうです。看板広告は競合が多くて不経済的。でも、病院は富裕層が多く、待ち時間を持て余しています。そこで、竹花さんは、次のように提案を作りました。
3.提案する
竹花さんは、まず看板広告を出しているクライアントに向けて、病院内に広告を出すことで解決できる3つのことを提案しました。
クライアントに対して解決できる3つのこと
①効果の効率化
②コスト削減
③ブランディングアップ
では、ひとつずつ詳しく見ていきましょう!
①効果の効率化:自分の必要なターゲットにのみリーチできる。
→マス広告は、たくさんの人々にリーチして、実際に購入につながるのはそのうちの一部の人だけです。そして、たくさんの人々にリーチしたことに対してお金を支払うため、マス広告は費用がとても高いです。
一方、病院内広告なら、クライアントのターゲットが富裕層だった場合、直接ターゲットにリーチすることができます。病院はお金持ちの人々が集まる場所だからです。つまり、狙った人々にリーチすることが出来、費用も少なくて済みます。
また、タイムボリューム(View Time)といって、『人々が何秒その広告を見たのか?』という点も、大きな違いになります。例えば、大通り沿いの看板広告は、タクシーだと5秒ぐらいしか見れないため、情報が少ない看板しか載せることができません。しかし、病院内広告なら、待ち時間が1時間としたら、1時間も広告を見てもらうことができます。つまり、広告の情報量を増やすことが出来、教育広告的な展開をすることも可能となるのです。
②コスト削減:広告費を減らすことができる。
→広告費についても、以下のような違いがあります。広告主をA社とすると、
*大通り沿いの看板広告
→1ヶ月に400万人の人が大通りを通る。(リーチできる)
→そのうちの30%(120万人)が、看板広告を見る。
→そのうちの10%(12万人)が、A社の看板広告を見る。
→広告費は、月120万円。
*病院内広告
→500クリニックで、合計25万人にリーチできる。
→そのうちの50%(12万5千人)が、病院内の広告を見る。
→そのうちの100%(12万5千人)が、A社の病院内広告を見る。
→広告費は、60万円。
このように、病院内広告は、看板広告の半分の広告費で、効率的なリーチが可能となるのです。
③ブランディングアップ:病院内に広告を置くことによるブランディングアップが可能。
→これは、ドクター◯◯商法といって、ドクターのイメージをつけることで、その商品にブランディングをつけることができる、というものです。
例えば、『ドクター監修』の商品と、何も書いていない商品は、どちらの方が良いイメージを持ちますか?おそらく、前者だと思います。このように、ドクターのイメージがあるだけで、商品自体のイメージもアップします。
以上が、竹花さんが行った提案内容です。そして、提案内容ができても、事業が成功しなければ意味がありません。そこで、事業を成功に導くための戦略が必要となります。
4.事業成功のための戦略立案
このビジネスは、『病院の空きスペースを借りて、そのスペースを企業に売る』というサービスです。企業は、そのスペースに広告を出します。この事業を成功に導くための戦略は、以下の3つです。
①無在庫商法
②独占契約
③競合排他
では、詳しく見ていきましょう!
①無在庫商法
→これは、病院に対して、『このスペースを売ってください。今はまだお金は払えません。今からこのスペースを売りに行くので、売れたらその売上からお金を支払います』というやり方です。この方法のメリットは、いくら契約しても、費用も出費も発生しないことです。
②独占契約
→これは、『弊社以外にこのスペースを売らないでください』というものです。病院側からすると、病院内にポスターを貼るだけでお金が入ってくるビジネスなので、待っていれば良いだけです。こうして、マニラ中のクリニックのスペースを確保したそうです。
③競合排他
→これは、広告を出したい企業向けの戦略です。売り方は年間契約で、御社が広告を出さないなら、他社に売りますよ、という方法です。年間契約にすることで、経営の安定性が生まれ、競合が来たくても来れないというクライアント側のメリットがあります。
これが、事業を成功に導くための戦略です。
5.事業を作るときに重要な3つのポイント
最後に、事業を作るときに重要なことが3つあります!
①新しいものを探すな!
②ターゲット層を絞るな!
③種(シード)はどこにでもある!
では、詳しく見ていきましょう!
①新しいものを探すな!
→結論から言うと、『新しい大発明は生まれない時代になっている』ということです。事業を作る際、何か新しいサービスを見つけたくなりがちですが、それをしてはいけない、ということです。
では、どうするのか?
それは、『情報と情報をつなぎ合わせること』です。とにかく情報に触れて、あるものとあるものを掛け合わせて、重なった部分(機会)が、ビジネスチャンスに進化するイメージです。
②ターゲット層を絞るな!
→事業を作るとき、『顧客ターゲットを絞りましょう!』ということをよく聞くと思いますが、それをしてはいけない、ということです。
どういうことか?と思いますよね。それでは、フィリピンの病院内広告ビジネスで引用しましょう。
まず、『ターゲットを絞る』という観点で、広告を出してくれそうなターゲットの業界を考えてみましょう。
例えば、製薬業界、不動産業界、アパレル業界、フード業界など。色々出てくると思います。そして、実際はトップクライアントは以下のような順番だったそうです。
1位→不動産PR業界(時間と所得にリーチ)
2位→自動車メーカー業界(所得リーチ)
3位→健康器具業界(健康意識にリーチ)
これは、『ニッチ戦略』と『ターゲットを絞る』は違う、ということでも説明ができます。
例えば、バーを経営するとして、お酒のメニューを考えます。ウィスキーやワイン、日本酒にカクテル。これらをすべて用意すると、コストが高くなります。そのため、カクテルに特化して、最低コストで勝負するとします。
ここでダメなのが、『カクテルが好きそうな人にターゲットを絞る』ということです。カクテルが好きなのは、女性で、30代で、、、とターゲットを絞ることは、損失につながります。
では、ニッチ戦略とは何か?それは、『自分がかけられる最低コストで勝負して、その中から最大のマスを取ること』です。カクテルが好きなのは、男女関係なく、年齢も関係ありません。ターゲットを絞るということは、カクテル好きな男性を排除し、30代以外の客層の損失になってしまう、ということです。
③種(シード)はどこにでもある!
→これは、ビジネスチャンスのところと同じく、どこにでもビジネスの種は転がっているということです。そのことを意識して、日々の生活を過ごしていれば、ビジネスチャンスに気付きやすくなるはずです。
まとめると、日常生活の中にある不を見つける習慣と、ビジネスチャンスは石ころ以上に転がっている意識を持つことが重要である、ということです。
将来事業をしたい方は、これらのことを意識して、生活してみてはいかがでしょうか?
それでは!
MUP🐇
Keisuke
Output Week20【仕組み化スキル】
皆さんは、ファーストフード店と聞いて、何のお店を思い浮かべますか?きっと、私と同じように、黄色いロゴマークが浮かんだ方は多いのではないでしょうか?
今では、世界中の人が知っているマクドナルドも、初めは1店舗から始まりました。それが、10店舗、100店舗というように、どんどん拡大していったわけです。仕組み化は、1円が10円、100円、100万円、1億円になるように、経営拡大に必要なスキルです。
それでは、詳しく書いていきます!
<今日のmenu>
1.仕組み化とは何か?
2.マニュアル化とタスク化
3.営業のマニュアル化
4.マネージメントの仕組み化
<このブログで得られること>
・仕組み化とは何かが理解できます!
・マニュアル化とタスク化の方法が学べます!
・効率的な営業の仕組みが学べます!
・マネージメントの仕組み化ができるようになります!
それでは、スタート!
1.仕組み化とは何か?
仕組み化とは、『人やお金がいらなくなり、今以上に効率的になる仕組みを作ること』です。そして、仕組み化は、経営拡大の最低条件です。なぜなら、仕組み化は、『事業スピードと収益性を保ったまま、経営拡大を行うための方法』だからです。
〜仕組み化がない会社〜
例えば、1人で100万円の売上を上げたとします。仕組み化がない会社の場合、従業員が5人に増えると、事業スピードは落ち、売上は100万円の5分の1になり、一人当たり20万円となります。従業員が10人になると、さらに事業スピードが落ち、売上は一人当たり10万円になります。
〜仕組み化がある会社〜
仕組み化がある会社は、1人のときに売上100万円だったら、従業員が5人に増えたら売上が500万円に上がり、10人に増えたら売上が一千万円になるようなイメージです。人数に比例して売上が伸びて、事業スピードは一定になっている状態が、理想的とされています。
2.マニュアル化とタスク化
事業をしていて、一番大変なことは、従業員のモチベーションケアです。例えば、上司と部下が飲みに行って、部下のモチベーションがその場では上がっても、失恋したらモチベーションが落ち、仕事が手につかなかったりします。
つまり、従業員のモチベーションは外部要因に左右されるため、モチベーションをケアすること自体、意味のないものになりかねません。
では、何らかの原因でモチベーションのない従業員に、最高のパフォーマンスを出させるには、どうすれば良いのでしょうか?
それは、マニュアル化とタスク化です。
〜マニュアル化とタスク化を徹底する〜
例えば、マクドナルドでは、
Aさん→注文を受ける人
Bさん→ハンバーガーを作る人
Cさん→包装する人
というように、タスク毎に役割分担が決まっています。この考え方を、そのまま採用すると、以下のようになります。
事項①について、
Aさん→ステップ1、ステップ2、ステップ3を担当。
→Bさんに渡す。
Bさん→ステップ3とステップ4を担当。
→Cさんに渡す。
Cさん→ステップ1、ステップ2、ステップ3の最終チェックを担当。
↑このように、どんな業務でも、マニュアル化とタスク化を行うことが重要です。誰がどの役割を持ち、どんな業務を行うのかが決まっていれば、モチベーションに左右されずにタスクを完了することができます。
3.営業のマニュアル化
営業のマニュアル化は、言い換えれば『トップ営業マンを作らない仕組み』ということです。トップ営業マンに依存している組織は、トップ営業マンが辞めたり、モチベーションが下がってパフォーマンスが落ちた場合、業績が一気に悪化するリスクがあります。
トップ営業マンを作らないために、重要な考え方があります。それは、『クライアントに選ばれる』ではなく、『こちらがクライアントを選ぶ』ということです。
例えば、アポイントを取る時、クライアントに候補日を頂くと、1週間〜2週間後ぐらいになったりします。となると、アポイントまでの間が長く、非効率になります。
この場合、効率化するには2つのポイントがあります。
*ポイント①会うまでの期間を短くする。
→こうすることで、事業スピードや、自分の成績が上がりやすくなります。
*ポイント②クライアントの温度感を察知する。
→仮に、営業に行った時の受注率が10%だとします。クライアントの温度感が『ただ話を聞きたいだけ』とか、『ちょっと興味を持っているだけ』だったら、何度も営業に行くのは非効率です。
→このような場合は、動画の資料を送ります。
→そして、『わからないことがあれば、言ってください』とか、『わからない点は当日お話しましょう』と伝えます。
→これでも『いやだ』というクライアントは、こちらから断ります。
こうすることで、営業の効率化をすることが可能となります。
4.マネージメントの仕組み化
マネージャーの役割は、『組織を機能させること』です。従業員は、それぞれの自己実現のために、会社に属して会社に貢献します。そして、会社は従業員に、報酬や地位を与えます。
自己実現は、人によって様々です。しかし、皆同じようにマネージメントをしているマネージャーがほとんどです。マネージメントはひとりひとりに合わせなければなりません。しかし、それはとても難しく、時間もかかります。
(※ここでのマネージメントとは、モチベーションケアではなく、人としての接し方のことです)
そこで、『マネージャーとしての関わり方』にも、仕組み化を取り入れます。
従業員は、目的が以下の3つに分かれるといわれています。
②金銭目的:お金を稼ぎたい人。営業職に多い。
③自由目的:自分のやりたいことをやる人。エンジニアやプログラマーに多い。
上記のように、目的に合わせた接し方をすることが重要です。①の人には、安定を保証するような関わり方。②の人には、お金がモチベーションなので、お金を与え続けないといけません。③の人には、やりたいようにやる環境を整えることが大切です。
まとめると、モチベーションやパフォーマンスに左右されない組織は、人に依存しない組織です。仕組み化は、人に依存せず、従業員がしっかり働きながら、経営拡大をしていくために必要なスキルなのです。
以上、松尾でした!
MUP🐇
Keisuke
Output Week 19【キャッシュフロー計算表(CF)について】
今日は、キャッシュフロー計算表(以下、CFと表記)について書きます!
CFとは、実際のお金の動きのことです。お金の動きを見ることで、その会社がどういうことに本気でお金をつぎ込んでいるのか?本当に経営状態が安定しているのか?などが全部見れるようになります。
このスキルは、株式投資をしたいとか、起業したいとか、個人事業主として事業をしている方にもとても重要です。
<今日のmenu>
1.キャッシュフロー計算表とは?
2.営業活動CF
3.投資活動CF
4.財務活動CF
5.CFの6つのパターンについて
6.CFクイズ
<このブログで得られること>
・CFを理解し、CFを見れるようになります!
・3つのCFの動きを見て、企業の状態を推測できるようになります!
・CFを見て、何の会社か判断できるようになります!
それでは、スタート!
1.キャッシュフロー計算表とは?
CFとは、会社の実際のお金の動きを表すものです。CFは、大きく分けて、以下の3つになります。
①営業活動CF:本業の営業活動で、現金がどの程度増減したか?
②投資活動CF:投資によって、現金がどの程度増減したか?
③財務活動CF:資金調達と返済で、現金がどの程度増減したか?
では、詳しく見ていきます!
2.営業活動CF
営業活動CFは、企業の営業活動によって、流入、流出した現金の動きを表したものです。
例
・商品を販売して得た現金。
・材料を仕入れるために支払った現金。
・広告宣伝費など、販管費の支払いをした現金。
・税金支払い、保険料受取など。
・営業損益取引、利息など。
そして、営業活動CFは、3つのCFの中で1番重要です。なぜなら、本業で儲かっていなければ、話にならないからです。
営業活動CFがプラス→投資の財源、利益還元の財源
営業活動CFがマイナス→投資CFor財務CFから補うor事業基盤の改善を行う
次は、投資活動CFです!
3.投資活動CF
投資活動CFは、企業の投資活動によって、会社に流入、流出した現金の動きを表したものです。
例
・設備投資
・子会社への投資
投資活動CFは、マイナスだからダメ!ということではありません。むしろマイナスの方が、どんどん投資して事業拡大をしようとしている、ということになります。そのため、マイナスの方が理想的と言えます。
次は、財務活動CFです!
4.財務活動CF
財務活動CFは、資金調達と返済による現金の動きを表したものです。
例
・借入や返済
・新株発行収入
財務活動CFは、調達したらプラス、返済したらマイナスとなります。また、企業が上場した場合、大きくプラスとなる場合が多いです。
ここで、3つの区分のCFをまとめます!
営業活動CF
プラス→本業で資金を獲得
マイナス→本業で資金が流出
投資活動CF
プラス→設備や株を売却
マイナス→設備や株へ投資
財務活動CF
プラス→資金を調達
マイナス→返済
このようになります。この各CFの動きで、企業がどんな状況にいるのかを推測することができます。
では、具体的に6つのパターンで見ていきます!
5.CFの6つのパターンについて
CFの6つのパターンは、下記になります。
①健康経営:本業で儲かって、その資金を投資や借入の返済にあてる。
②攻め型:本業で儲かって、資金を投資して、足りない分を借入している。
③治療型:本業や設備売却で資金を得て、返済にあてている。
④衰退型:本業で資金が流出し、設備を売却して、返済をすすめている。
⑤勝負中:資金繰りが難しくて流出しているが、借入によって投資を行っている。(スタートアップに多い)
⑥T社の財務諸表:事業を売却し続けている。
このパターンを覚えておけば、企業がどんな状況かを推測できるようになります!
6.CFクイズ
では最後に、これまでのCFの知識を使って、クイズです!
次の①②のうち、マネーフォワード社のCFはどちらかでしょうか?
〜考察〜
まずは、マネーフォワード社のことをまとめます!
マネーフォワード社
・SaaSビジネスのため、短期的に赤字になりやすい。
・利用期間に応じて、使用料を取るビジネスモデル。
・赤字で上場したことで有名。
・IT企業のため、固定資産への投資はそこまでないはず。
このことを頭に入れて、実際に見ていきましょう!
①のCFについて
・営業活動は赤字だが、さらに投資を続けている。
→営業活動を安定させるために、投資を行っているとも読み取れる。
②のCFについて
・比較的健全なCFの動きをしている。
・営業活動で安定した現金を確保しつつ、事業拡大のために、投資にまわしている。
・営業活動でまかないきれない部分を、財務活動で調達している。
ここで、①②の共通点として、両方とも財務CFはプラスになっていますが、新規上場企業にとって、資金調達額以上に投資をすることは考えにくいです。
以上から、答えはこちらです!
いかがでしたか?これで、企業のCFを推測するコツが掴めたと思います!
ホームページのIR情報に、CFが公開されている企業もありますので、気になる企業のCFを見てみるのもおすすめです!
それでは!
MUP🐇
Keisuke
Output Week18【財務管理スキル〜BS〜】
松尾です!
前回は、PLをやりましたので、今回はBSをやります!PLとBSがわかっていれば、独立したり、経営者側の視点が持てる様になります。
財務って、難しいとか、面倒くさいとか、経理の人に任せたらいいとか、思いませんか?つまり、皆、財務をやらないし、学ばないわけです。そして、皆がやらないニッチな知識こそ、めちゃくちゃ価値があるわけです!
<今日のmenu>
1.BSとは何か?
2.BSの構造理解
3.BSの構成要素『資産』について
4.BSの構成要素『負債』について
5.BSの構成要素『純資産』について
6.BSおさらい
7.BSクイズ!
8.流動比率について
<このブログで得られること>
・BSとは何かがわかります!
・BSを見ただけで、どんな会社かを判断できるコツがつかめます!
・流動比率について、理解できるようになります!
それでは、スタート!
1.BSとは何か?
BS:賃借対照表(ちんしゃくたいしょうひょう)とは?
→一時点の財政状態の指標です。具体的には、下記になります。
①期末時点で、会社に存在する財産の状態(決算の期末時点の口座残高や、資産の状態)を表す。
②会社資金の調達と運用の状況を表す。
では、次に図を見ながら、BSの構造について理解しましょう!
2.BSの構造理解
↑図のように、右側が調達状況(お金をどう集めるか?)、左側が運用状況(お金をどう使うか?)となっています。
お金の調達は、以下の2種類があります。
①銀行からの借入:返済必要
②株主からの出資(投資):返済不要
お金の運用は、投資不動産や、有価証券などです。
まとめると、図の右側の部分で会社は資金調達をして、左側の部分で調達した資金を運用する、ということです。これが、BSです。
3.BSの構成要素『資産』について
資産を運用して、企業はお金を回収します。その回収スピードに応じて、『流動資産』と『固定資産』に分かれます。
例えば、商品Aを50円で仕入れて、100円で売るとします。仕入れたものは在庫ですが、すぐに売れて、現金になります。売掛は、後払いのものです。サービスは提供済みで、月末にお金が入ってくるので、回収スピードは早いです。
一方、トラックや備品(パソコンなど)は、購入するために使ったお金はすぐには回収できないため、固定資産になります。
4.BSの構成要素『負債』について
負債は、返済期限によって、流動負債か固定負債かが分かれます。返済期限が短いものは、流動負債となります。返済期限が長いものは、固定負債になります。
5.BSの構成要素『純資産』について
純資産は、株主資本といって、資本金や前年の資金の余り(利益余剰金)、評価換算差額、新株予約権などです。
6.BSおさらい
再度、BSをまとめると、図のようになります。
資産→回収スピードが短いか長いかで、流動資産と固定資産に分かれます。
負債→返済期限が短いか長いかで、流動負債と固定負債に分かれます。
7.BSクイズ!
ではここで、クイズです!次のうち、ディズニーランドの運営会社、オリエンタルランドのBSはどれでしょうか?
わかるわけがない💦と思うかもしれませんが、これまで書いてきたことと、ディズニーランドのことを考えれば、わかってしまいます!
〜ディズニーランドの考察〜
A:ディズニーランドは、土地が広いし、建物が多い。
→固定資産が多いはず。
B:ディズニーランドは、儲かっている。
→純資産が多いはず。
C:ディズニーランドの信用格付はAA。
→財務状況は良いはず。
ということで、Aから見ていきましょう!
Aから見ると、1番固定資産が少ないBSは、③です。そのため、この時点で③ではない、ということがわかります。
次にBですが、①と②で純資産を比較すると、①の方が多いです。この時点で、①がオリエンタルランドのBSである可能性は、かなり高いです。
最後に、Cについて見ていきます。ここでは、財務状況の指標である、流動比率の観点からも考察します。
8.流動比率について
流動比率とは、会社の短期的な財務の安全性の指標です。
↑流動比率は、上記の計算式で算出します。
数値が大きい→安全性が高い
数値が小さい→安全性が低い
例えば、
流動資産100万、流動負債50万だと、
100/50×100=200(%)となります。
流動資産が50万、流動負債が100万だと、
50/100×100=50(%)となります。
流動資産とは、すぐに支払える資産です。
流動負債とは、すぐに支払わないといけない負債です。
そうすると、Cの観点から①と②を比較した場合、すぐに支払える資産が多い(財務状況が良い)のは、①です。
したがって、オリエンタルランドのBSは、①となります。
ちなみに、②は鉄道会社(線路を作る土地や車両等、固定資産が多い)、③はIT企業(土地がいらないため、ほとんど固定資産がない)のBSでした。
以上、BSについてでした!
それでは!
MUP🐇
Keisuke
Output Week17【PLを作ろう!】
松尾です!
今日は、実際に、PLの作り方をお伝えします!
<今日のmenu>
1.PLを作ってみよう!
<このブログで得られること>
・PLを理解し、実際に作れるようになります!
では、スタート!
1.PLを作ってみよう!
ここでは、カフェを起業するという想定でPLを作ります!
〜準備〜
・タイトルを書く。ここでは、『MUP専用』と記入。
〜PLの表を作成〜
・まず、A列と1行目は空白として考える。
・B列、C列、D列を、項目として使う。
・D列は、『合計』として使用。
・E列〜P列は、1月〜12月として使用。
〜PLの項目を書く〜
・B3のセルから、下記の項目を記入。
売上
営業利益
営業外費用
経常利益
特別利益
特別損失
税金
・D3に、計算式を入力後、D14までコピー。
計算式→ =(E3:P3)
・D2〜P2と、D2〜D14を、わかりやすいように色付けする。
例:売上に関するもの→オレンジ
費用に関するもの→水色
・B2〜P14までを選択し、メニューバー『枠線』をクリック
→左上にある『すべての枠線』をクリックして、表を完成させる。
・B列とC列のセルが分かれている部分は、セルを結合する。
・グリッド線を消す。
→シート全体を選択し、メニューバー『表示』→『グリッド線』をクリックすると、グリッド線が消える。
・表を下にスクロールしても、何月かわかるように、2行目を固定する。
2行目を選択
→メニューバー『表示』
→『固定』
→『現在の行まで』をクリック。
・横にスクロールしても、合計がわかるように、D列を固定する。
D列を選択
→メニューバー『表示』
→『固定』
→『現在の列まで』をクリック。
ここまでで、準備は完了です!
次に、『カフェの売上』について考えます!
〜カフェの売上の構成要素を表にする〜
・カフェの売上は、ランチ、ディナー、その他の売上の合計であると想定。
・上記項目の構成要素を出す。
ランチ→客単価、日ごとの来店数、営業日
ディナー→客単価、日ごとの来店数、営業日
その他→夜勤BAR貸出、店舗売却
・上記を、表にする。
〜ランチの売上を、具体的な数字を入れる〜
・例えば、客単価900円、来店数20人、営業日24日と想定→数字を入力する。
・E17に計算式を入力。
計算式→ =E18*E19*E20
・同じように、ディナー、その他も入力する。
→客単価3,200円、来店数20人、営業日24日
E21の計算式→ =E22*E23*E24
・その他の売上を想定する。
→夜勤BAR貸出料金100,000円
→店舗売却4月に300万円
E25の計算式→ =sum(E26:E27)
・各計算式を、P列までコピーし、オレンジに色付け。
・E16に計算式を入力し、P列までコピー。
計算式→ =E17+E21+E25
以上で、売上の構成要素は完了です!
次は、『カフェの費用』について考えます!
〜カフェの費用の構成要素を表にする〜
・B16〜P27までをコピー
→B29に貼り付ける。
・費用の構成要素を洗い出す。
→カフェの費用は、変動費、固定費、その他の費用の合計であると想定。
・上記項目の構成要素を出す。
・ドリンク仕入れは、お店の売上の8%だと言われているため、計算式を入力。
計算式→ =(E17+E21)*8%
・ドリンク仕入れとフード仕入れは、合計で30%ぐらいと言われているため、フード仕入れは売上の22%であると想定→計算式を入力。
計算式→ (E17+E21)*22%
固定費→家賃、人件費、冷蔵庫(減価償却費)、税理士、光熱費
その他→特別出費、利息
〜固定費、その他費用に、具体的な数字を入れる〜
家賃30万円
人件費50万円
冷蔵庫は30万円で購入したとする。
→30万円の冷蔵庫を5年間使う。
30万円を60ヶ月で割ると、毎月5,000円となる。
※冷蔵庫を購入した時に30万円費用がかかるのではなく、5年間で考える。これが、減価償却という考え方。
税理士15,000円
光熱費40,000円
特別出費→4月に食中毒が発生し、慰謝料300万円と想定。
利息1,200円
・上記を表に入力する。
以上で、費用の構成要素は完了です!
これで、カフェの売上と費用が出ました。
あとは、これらをPLに入れていきます!
〜売上と費用を、PLに反映させる〜
・売上:本業(カフェ)での売上のため、その他の売上は入れない。
計算式→ E17+E21
計算式→ E3−E30
・販管費:売上を得るためにかかった固定費。
計算式→ E37
計算式→ E4−E5
・営業外収益:毎月発生する、本業以外での収益。
計算式→ E25
・営業外費用:本業ではないところで発生した費用。利息など。
計算式→ E44
・経常利益:(営業利益+営業外収益)−営業外費用
計算式→ (E6+E7)−E8
・特別利益:突発的、単発的に発生する売上。
計算式→ 27行目。(4月に300万円で店舗が売れると仮定)
・特別損失:突発的に発生する費用。
計算式→ 43行目。(4月に食中毒が発生し、300万円の慰謝料を支払うと仮定)
・税引前当期純利益:(経常利益+特別利益)−特別損失。
計算式→ (E9+E10)−E11
・税金:税引前当期純利益の35%ぐらいが、税金と言われている。
計算式→ E12*35%
計算式→ E12−E13
・上記の計算式を、P列までコピー。
これで、PLの完成です!
※番外編
仮に、4月に食中毒が発生して300万円支払ったのに、足りなくて5月に更に1千万円費用がかかったとします。
→I43に1千万円を入力。
そうすると、5月の当期純利益がマイナスになりますが、数字が黒だとわかりにくいです。
そこで、マイナスになったら、数字の色を変える方法がおすすめです!
*マイナスになった数字の色を変える方法
14行目(当期純利益)を選択。
→メニューバー『表示形式』
→『条件付き書式』をクリック。
→『セルの書式設定の条件』欄をクリック。
→『次より小さい』を選択し、クリック。
→『値または数式』という欄に、数字の0を入力。
→『書式設定のスタイル』のA(テキストの色)をクリック。
→色は、赤を選択。
→『完了』をクリック。
↑これで、数字がマイナスになった時でも、とてもわかりやすくなりました!
いかがでしたか?
PLは、何回も作成すれば、だんだんとわかってきますので、何度もPLを作成してみてくださいね。
それでは!
MUP🐇
Keisuke